用語集
ドラゴンズドグマ2には様々な固有名詞が登場する。
それらについてゲーム内で読み取れる情報をこのページにまとめる。
ユーザーコミュニティで頻出するワードについても分類してまとめる。
ゲーム内の固有名詞
用語集の性質上ネタバレが含まれます。
人物
- 主人公(覚者)
- プレイヤーの分身たる存在として今作の物語の世界を冒険する。
ヴェルムントの師団に所属する剣士としてメルヴェ村の竜災の現場に居合わせ、そこで赤き竜の目に留まり心臓を奪われたことで覚者となる。
その後ウルリーケによって手当てを受けて一命を取り留め、覚者だと発覚したことで王都へと送られる。
だが覚者の出現を良しとしない公妃ディーサの手により記憶を封じられた上で秘密裏に隣国バタルのアガメン火山島の発掘現場にまで追いやられてしまう……
以上が並行世界に無数に存在する主人公達に共通する経歴。
それ以外の出自や背景、人種、容姿、性別、年齢などは千差万別となる。
- メインポーン(専従ポーン)
- 覚者たる主人公により国境監視団宿営地のリムから呼び出された専従ポーン。
主人公がリムの前で思い描いた通りの姿、性別、性格の者としてこの世界に現れる。
専従契約を結んだパートナーである主人公のことを「マスター」と呼ぶ。
ポーンの例に漏れず当初は自我が薄弱。
旅を通じて主人である覚者と触れ合うことで意志の力が育まれて行く。
- ベルント
- ヴェルムント王国の軍人であり、主人公こそが本物の覚者であると知る数少ない人物。
王に対する忠誠心が非常に強く、主人公が本来あるべき立場を取り戻すために様々な手を尽くしてくれる。
ややお仕着せ気味なところがあるのが玉に瑕。
かつては師団長の地位にあったが、謀略により現在は城都の警備長に降格させられている。
王国内の事情は表も裏も広く知っている。
公妃派ではない有力者や同志からの信頼は厚い。
反面、公妃派からは疎まれていてそちらの人脈は皆無。
- ウルリーケ
- 若くしてメルヴェ村を仕切っている女性。
竜災の際に果敢に赤き竜に挑むも逆に殺害されそうになったところを主人公に庇われて九死に一生を得る。
メルヴェ村を再訪した主人公が失神しているのを見つけて介抱してくれる。
前摂政公の統治時に国境監視団宿営地こそ国防の要としメルヴェはその支援を行うという取り決めを交わしている。
彼女は公妃がその施政を引き継いでいないことを疑問に思っている。
地位・役職
- 覚者
- 竜によって選ばれ、心臓を奪われた人。
覚者は自身と対になる竜を討伐する宿命を負う。
心臓を失っている間は肉体的な老化が停止する。
竜を討ち取れば心臓を取り戻すことが叶う。
世界には同時に一名の覚者しか存在しないとされる。
ポーンを従える力を持つ。
- 覚者王
- ヴェルムント王国における統治者の地位。
建国の王ロセイエスが覚者であったことからの伝統とされる。
公的な記録の上では一世紀以上も覚者が現れておらず、長らく空位になっていた。
DD2の物語は主人公が新しい覚者として到来したことをベルントが告げる場面から始まる。
ただし公妃ディーサの謀略により主人公は記憶を失う呪いを施された上でポーンに紛れさせられて遥かアガメン火山島の発掘現場にまで送られてしまう。
替え玉として彼女が擁立したのが偽の覚者王のアーサーで、物語の終盤まで公的には彼がヴェルムントの統治者の地位にある。
- 摂政公
- ヴェルムント王国における摂政の地位。
覚者王が不在の間、その統治を代行する。
公爵の爵位を戴く位の高い貴族だと思われる。
読みは「せっせいこう」
DD2本編の時点では先代が亡くなっていて空位。
世襲制のようで後継はスヴェンと目されているが、年若い彼にはまだ務まらないということで摂政公代理を公妃のディーサが務めている。
- 公妃
- 摂政公の妻のこと。
ディーサの夫は故人であるため、厳密に言えば彼女は元公妃となる。
- 託宣師
- 託宣により世界で起こっている物事を見知ることのできる者。
覚者の存在を感じ取りその生死を知ることもできるが、事情に疎い人々からは目の前の人間が覚者かどうかを見分けることはできないのではないかと考えられている。
実際には見分けることができるため公妃派から警戒されており、先手を打つ形でルズは逃げるように国を離れてバタルに身を置いている。
- 巫女
- バタルにおける政治的・宗教的な指導者。
奉炎殿に住まい、舞いと祈りを炎に捧げる役目を担う。
どちらかと言えば象徴的な意味合いの強いものであり、現在の巫女であるナデニアも普段の実務は周囲の者に任せることが多い。
- 界王
- この世界を統べる者。
統べるとは言っても実際に政治を行うわけではなく、上位の存在として人々の営みを見守るだけである。
DD2ではロセイエスがこの座に就きながら海底神殿ごと海中に封印されていたため実質的には不在であった。
前作では不滅の存在とされ、覚者が前任者を殺すことで界王の役目が引き継がれる仕組みだった。
今作でも多くの覚者がロセイエスの命を狙ったが敵わなかったことが彼の口から語られる。
人種
- 人間
- いわゆるヒト。ヒューマン。
体毛の少ない滑らかな肌を持つ。
- 獣人
- 猫科の動物を思わせる容貌をした人種。
全身に密生した体毛と鋭い牙を持つ。
- エルフ
- ヴェルムント北部の森に住まう長命種。
人間に似ていて、端麗な容姿と尖った耳が特徴。
独特の言語を使用し、異人種との交流は少ない。
弓の名手として知られ弓を扱えてこそ一人前とされる。
人間の作ったものを買うことを嫌がる。
ドワーフとも仲が悪い。
- ドワーフ
- 鍛冶を得意とする人種。
人間と比べると極端に背が低い。
頑固な職人気質の人物が多いとされる。
人間や獣人への偏見はないがエルフとは仲が悪い。
- ポーン
- “半人”や“戦徒”と呼ばれるリムから現れる異世界の存在。漂泊の民とも。
基本的な容姿は人間や獣人に似ている。
外見的な性別もあり男性型と女性型が存在する。
右手の平には巨大な生物の爪で抉られたような痕が浮かぶという特徴がある。
不死性があり一時的に肉体が死してもリムから再び姿を現すなど生態には謎が多い。
意志は弱いとされるが、覚者以外の者の命令には基本的に従わないという頑なな面もある。
ヴェルムントでは覚者王に付き従う者達ということで一定の敬意を払われている。
一方でバタルにおいては不吉な存在であるとして忌み嫌われていて差別の対象となっている。
バタルにある禁呪究理院は研究の結果“神凪の声”という道具を作り出してポーンを意のままに操ることに成功している。
もっぱら人足として月光の塔の周辺の発掘作業に従事させている。
戦闘能力も高いため魔物を退けるための戦力としても運用されている。
生物種
- 竜
- 空を裂くようにして現れる翼を持つ巨大生物。ドラゴン。
すべての生命にとっての脅威であり、それ自体が災害であるという。
口から吐く灼熱の炎は町々焼き払い、鋭い爪は大地すら容易くくり抜いてしまう。
破壊の権化であるが、“観る者”曰く同時にその強大な意志の力で世界が虚無に飲まれるのを防いでるという。
国・地域
- ヴェルムント
- 大陸東岸の北部を領有する人間の国家。
建国王ロセイエスは獣人であり、この国がかつては獣人の国だったことは周知の事実である。
歴史的な経緯により南に国境を接する隣国のバタルとは正式な国交がない。
覚者が王位を継ぎ覚者王として世を治めるのが伝統だが、新たな覚者は長く現れずその伝統も形骸化して久しい。
- バタル
- 大陸東岸の南部を領有する獣人の国家。
炎を信奉する独特の文化を持っている。
歴史的な経緯により北に国境を接する隣国のヴェルムントとは正式な国交がない。
- アガメン火山島
- バタル本土の南東に位置する火山島。
陸続きにも見えるが半島とは呼ばれない。
恐らく満潮時には徒歩で渡れなくなるのだろう。
炎を信奉するバタルにあって火を噴く活火山は聖地であり、奉炎殿に設置されている呪封の門によって一般人の往来は制限されている。
その割に火山島宿営地の温泉はいつも国内外からの湯治客で賑わっているのだが……
場所・施設
- 海底神殿
- バクバタルの北東、オルタバタル海岸の沖に没している謎の建造物。
ヴェルムントを建国した覚者王であるロセイエスが界王となった後、新たに生まれた覚者によって倒されこの場諸共に封じられたという。
関連性は不明だが、前作に登場した領都グラン・ソレンと建物の配置が似ている。
ロセイエスがいる場所もエヴァーフォールの最下層にあった『奉炎の座』に酷似している。
- 国境監視団宿営地
- ヴェルムント王国の北方の端に設置された国防のための砦。
バタルとの国境までの間にはアレス山とグエルコ山脈が横たわっているため監視対象がバタル国境でないことは明らか。
ここに詰めている兵士達の主な任務がゴブリンやハーピーへの対処であることから、人のあまり住んでいない北部からの魔物の侵入を警戒するために置かれているものと考えられる。
ヴェルムント王国はこの砦を設置するにあたってメルヴェ村と協定を結び、物資や人員を徴用している。
出来事
- メルヴェ村を襲った竜災
- 主人公が覚者になる契機となった出来事。
プレイヤーもその時の光景を主人公の回想という形で目撃する。
ヴェルムント北部のメルヴェ村に赤き竜が襲来し、村の半分を焼き払ってしまった事件である。
大勢の犠牲者が出たことで村は滅んだ……と言うことはなく、生存した村人達は懸命に復旧作業に当たっている。
メルヴェ村は守りが手薄になるように仕向けられており、竜の襲来自体がなんらかの仕込みによって引き起こされたことが仄めかされている。
本編でも“賤竜”が現れていることから、村のどこかで“神凪の声”を使用した実験が行われ、それを察知したドラゴンが様子を見に来たというのが真相だと推測される。
- ヴェルムントとバタルの戦争
- 具体的に語られることはないが、両国は長きに渡り幾度となく戦を交えては多くの血を流して来た歴史がある。
ヴェルムント国内での獣人に対する差別が根深いのはこういった事情あってのこと。
逆にバタル国内でも人間を嫌う獣人は少なくない。
世界
- 現世
- DD2の冒険の舞台となる世界。
大陸東岸に位置し、ヴェルムントとバタルという二つの国家が国境を接している。
ポーン達が“異界”と呼ぶ無数の並行世界が存在する。
- 漂泊の世界
- 現世とは異なるポーン達が属する異世界。
何も存在しない“虚無”の世界らしい。
- 加護なき世界
- 竜の加護を失った世界。
“虚無”から守ってくれる存在が消えたことで海は干上がり、昼夜の境は定かでなくなり、死者は墓場から蘇り、生者は生きていくのも困難になっている。
ドラゴンが語っていた通り、まさしく混沌そのもの。
“観る者”に言わせれば“読まれざる物語”であり、“虚無”に沈んで消滅するという終わりを迎えるまでのほんの僅かな猶予があるのみ。
この世界の空にはすべてを蝕む赤い雲が垂れ込めている。
その他
- 神凪の声
- バタルの禁呪究理院が研究の末に開発、生産に成功した魔道具。
オルタバタル海岸などで採取できる「青く光る欠片」を精製し、加工することで完成する。
見た目は赤みを湛えた宝石のあしらわれた杖である。
竜をも支配し、それにより世界を統べることを目的として作られている。
“魂魄の剣”が界王の所有物であることを考えると当たらずとも遠からずだが、竜を支配することは叶わなかった。
禁呪究理院の研究対象は主に竜であり、“神凪の声”の石が赤いのも竜の力を取り入れているからであろう。
原料の「青く光る欠片」の正体が覚者の魂であることを考えるとなかなかの尊厳破壊ぶりと言える。
- 竜の理
- 赤き竜とそれに選ばれた覚者との戦いの宿命。
DD2の世界は「覚者が竜を討ち覚者王となってヴェルムントを治める」という大団円を迎えることが定められている。
それによって“円環”が完成し、今ある世界は終わり、次なる世界で同じ物語が永遠に繰り返されていく。
ファズスはこの繰り返す世界の秘密を解き明かそうとしている。
“観る者”によれば竜がその意志の力でもって世界を“虚無”から守っていて、その守りが消えれば為す術なく“虚無”に飲まれてしまうという世界の在り方こそが竜の理であるらしい。
一歩引いた視点を持つ彼とファズスとでは認識しているもののスケールが違うが、根本的なところでは同じ事象を指している。
- 竜憑き
- 異界を渡るポーンのみが感染する特殊な病。
発症すると周囲の人々の生命を奪う災害級の被害を出す……と言うのがポーン達の認識で、実際にその通りのことが起こる。
“観る者”によればポーンの意識が“虚無”に呑まれ、破壊衝動のみに突き動かされている状態であるらしい。
竜の破壊の力は“虚無”に由来しているため、竜と同じく漂泊の世界に属するポーンにも同じことが起こり得るということのようだ。
『解放』に至る最後の決戦ではメインポーンは意志の力で破壊衝動を跳ね除け、その身と心を捧げて覚者のために活路を開くことになる。
- リム / リムストーン
- 世界を繋ぐ出入り口となる不思議な石。
ポーン達はこれを介して現世へと渡ってくる。
ユーザーコミュニティのワード
あ行
- アサ / アサシン
- 前作に存在したジョブ『アサシン』のこと。
ファイターとストライダーの複合職で、両職と装備品の多くを共用できた。
多芸な戦い方が魅力的だったが今作ではリストラされている。
手持ち武器によってジョブを切り替える特殊ジョブ『アリズン』のシステムとの噛み合わせが悪いからではないかと推測されている。
- アチャ
- ジョブ『アーチャー』の省略形。
か行
- 稼ぎ
- 経験値、ジョブポイント、ゴールド、リムポイントなどを時間効率良く獲得しようという試みのこと。
特定のアイテムが対象となることもある。
『◯◯稼ぎ』という形で使われる。
- 狩り
- 稼ぎ行為のために特定の敵キャラクターを繰り返し倒すこと。
『◯◯狩り』という形で使われる。
- 今作
- シリーズ最新作『ドラゴンズドグマ2』のこと。
あなたが今開いているこの攻略ページが取り扱っているタイトル。
さ行
- サポ / サポポ / サポポン
- いずれもサポートポーンの省略形。
- ストライダー
- 前作に存在したジョブ『ストライダー』のこと。
短剣と短弓を使い分ける基本ジョブ。
スタイリッシュな戦い方が魅力的だったが今作ではリストラされている。
短剣や仕掛けを駆使する『シーフ』と弓を扱う『アーチャー』に役割が分けられた。
- 前作
- 単独で使われている場合はシリーズ作品の『ドラゴンズドグマ』または『ドラゴンズドグマ ダークアリズン』のいずれかを指していることが多い。
稀にオンラインタイトルの『ドラゴンズドグマオンライン』を指すこともある。
文脈から判断するしかない。
た行
- ダークアリズン
- シリーズ作品の『ドラゴンズドグマ ダークアリズン』のこと。
DAやDDDAという表記もよく見られる。
- ドドオン
- オンラインタイトルの『ドラゴンズドグマオンライン』のこと。
残念ながら2019年12月5日21時をもってサービスを終了しているので2024年現在はプレイできない。
DDONという表記の方が圧倒的によく使われる。
- ドラゴンズドグマ
- 1. 今作にも登場する同名の片手剣のこと
2. シリーズ初代作の『ドラゴンズドグマ』のこと
大抵は1.の意味で使われる。
な行
は行
- ハイドラ
- 前作に登場した大型モンスターの一種。
今作でいうメデューサに相当する登場の仕方をしたが、キャラ被りのためかリストラの憂き目に。
懐かしんで話題に出されることがある。
今作では一部の装備品に痕跡を残すのみ。
- ポン子
- 女性型のポーンのこと。
ま行
- マーチャー
- ジョブ『マジックアーチャー』の省略形。
- ミスナイ / ミスティックナイト
- 前作に存在したジョブ『ミスティックナイト』のこと。
ファイターとメイジの複合職で、ファイターと装備品の多くを共用できた。
派手な戦い方が魅力的だったが今作ではリストラされている。
手持ち武器によってジョブを切り替える特殊ジョブ『アリズン』のシステムとの噛み合わせが悪いからではないかと推測されている。
- 無印
- シリーズ初代作の『ドラゴンズドグマ』のこと。
- メイポ / メイポン
- メインポーンの省略形。
ジョブがメイジのポーンのことではない。
や行
ら行
- リディル
- 前作に登場したキーアイテム。
不滅の存在である界王さえも殺す剣の形をしたなにか。
今作では登場しない……と思いきや、メインクエスト『意志』のログにて唐突に現れる。
DD2においては『力を得た“魂魄の剣”』のことを指す。
- レンジャー
- 前作に存在したジョブ『レンジャー』のこと。
強力な長弓を専門に扱うストライダーの上級職。
今作ではリストラされているが、ほぼ同じ役割の『アーチャー』が存在する。
わ行
英字・数字
- CAPCOM
- 『ドラゴンズドグマ』シリーズの販売元のカプコン社のこと。
社名はかつて存在した“Nihon Capsule Computer”という会社に由来するらしい。
カプコン社の作品に登場する乗り物はすぐに壊れることに定評があり、特にヘリコプターは「カプコン製ヘリ」と言えば「墜落するもの」の代名詞的に通用するほど。
今作においてはすぐに破壊される牛車がプレイヤーを悩ませるがこれも「カプコン製」故だろうか。
- DA / DDDA
- シリーズ作品の『ドラゴンズドグマ ダークアリズン』のこと。
英字表記のDragon's Dogma Dark Arisenの頭文字から。
- DD
- シリーズ初代作の『ドラゴンズドグマ』のこと。
英字表記のDragon's Dogmaの頭文字から。
- DDON
- オンラインタイトル『ドラゴンズドグマオンライン』のこと。
英字表記のDragon's Dogma Onlineの頭文字から。
公式の広報はDDOを使用していたこともある。
読み方は「ドドオン」
- DD2
- シリーズ最新作『ドラゴンズドグマ2』のこと。
今作とも。
コメント
当ゲームタイトルの権利表記
©CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
「記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。」