戦法の強化のみならず、トロフィー取得や雪世界の記憶達成率にも影響する昇華システムだが、説明があまり詳しくないので、よく理解できていないという人も多いだろう。
ここでは、最強戦略パーティーの育成を通して、昇華システムについて理解を深めよう。
エンド・クオン・ヨミの連携である久遠の剣閃は、敵単体に3HIT特殊攻撃+刹那効果でSP比例全属性特殊攻撃、加えて全員のSPを1段階分以上上昇させる効果を持つ。
ここにサポート法石「グラーティア」(装備者が連携時に刹那システムを発動すると全員のATBがMAXになる)を組み合わせることで、待機時間無しに連携を続けることができる。
敵にターンを与えないことが最強の所以である。
コンフィグですべてのバトルカーソルを記憶するように設定するとなお良い。
とはいえ相手のATB上昇が0になるわけではないので、保険としてクオンのミラージュを使っておくとさらに安定する。
また、連携に必要なコマンドに昇華効果「連携解放」を入れておくことで、誰か一人のATBゲージが溜まった時点で連携を開始することができる。
消費されたMPは、ヨミのディフュズで回復してもいいが、SPが有り余る今戦略においては、ラストエリクサーをサポート法石「アルケミア」(アイテム使用時に刹那発動で消費無し)の効果を発動しながら使うといいだろう。
この戦略では、オーバーキル、ファイアキル、ウォータキル、クロックキル、シャインキル、ダークキル、リンクキル、セツナキルの条件を充たしやすい。(リンクキルとセツナキルは同時に得られない場合があるので注意)
戦略を考えて法石を選ぶ。
このときサポート法石は、必須>潤滑>火力といった優先度に応じて順位を付けておくと良い。
使わないコマンド法石はサポート法石の枠を潰すことになるのでよく吟味しておく。
筆者は以下の構成を考えた(サポートは優先度降順)。
なおこの構成には完成してから気付いた無駄がある(下にまとめておく)ので、自分でもやってみたいと思う人は是非とも構成を自分で吟味してみよう。
エンド | クオン | ヨミ | |||
法石 | 採用理由 | 法石 | 採用理由 | 法石 | 採用理由 |
---|---|---|---|---|---|
リアラズ | コンボパーツ | ギアラスタ | コンボパーツ | エミット | コンボパーツ |
回転斬り | ザコ殲滅 | ミラージュ | リスク回避 | 闘気の導き | 待機時間削減 |
グラーティア | コンボパーツ | グラーティア | コンボパーツ | ウィンクルム | 回復使用数削減 |
アルケミア | 回復 | 闘気の導き | 待機時間削減 | 魔力の胎動 | 回復使用数削減 |
闘気の導き | 待機時間削減 | 統べる波動 | 待機時間削減 | デコイ | リスク回避 |
ウィンクルム | 回復使用数削減 | ウィンクルム | 回復使用数削減 | レゾナンス | 火力 |
オーパーツ | 殲滅時消費削減 | 宿命の波動 | 待機時間削減 | 光芒万丈 | 火力 |
レゾナンス | 火力 | 魔力の胎動 | 回復使用数削減 | 陰陽和合 | 火力 |
光芒万丈 | 火力 | レゾナンス | 火力 | 永劫回帰 | 火力 |
陰陽和合 | 火力 | 光芒万丈 | 火力 | 心地光明 | 火力 |
永劫回帰 | 火力 | 陰陽和合 | 火力 | 闘争本能 | 火力 |
心地光明 | 火力 | 永劫回帰 | 火力 | 千万無量 | 火力 |
使用する法石を決めたらいよいよ昇華だ。
昇華にはコマンド昇華とサポート昇華がある。
どちらも法石に追加効果を付与して強化することができるものである。
昇華効果のある法器を装備しているとき、刹那発動時に昇華は発生することがある。
昇華効果は1つの法石に対して合計10個まで付けることができ、昇華が発生した場合はバトル終了時にまとめてその効果を付与するかどうか選ぶことができる。
同じ種類の昇華が発生した場合はその名称の後にその昇華数が記録されるが、その種類によってその効果が付く最大数が決まっている。
ちなみに、ひとつの法石に付けることができる昇華は最大8種までである。
昇華が発生する確率は低く、昇華率上昇効果のある食事をとる、昇華率上昇の特殊効果がある法器(全昇華効果につき1つずつあり)を装備する、シンギュラリティ「ライズシフト」発生中である、という3種類の方法でその確率を上げることができる。
なお、一度の戦闘で発生する昇華は合計9個までである。
昇華効果が複数ある法器もあるが、付く効果はその中から毎回ランダムで選ばれるので、任意の効果を付けたい場合は適さない。
コマンド昇華とは、そのコマンドの使用時に刹那を発動することでコマンド法石に発生することがある昇華で、装備法器に応じた昇華効果が付くが、その全ての効果が雪世界の記憶の達成率に影響する。
そのコマンドに付けたい効果を昇華効果にもつ法器を装備して延々と刹那を発動しながら使っていくわけだが、非攻撃コマンドのみの昇華であれば敵討伐の手間が少なく敵の攻撃も煩わしくないヨーデの森が、攻撃コマンドならば敵の絶対回避を利用できるイパイの山のキラリンが、それぞれ道場に適しているだろう。
連携使用時にも昇華は発生するが、その場合連携を選んだキャラの連携に使用するコマンドのみ昇華する。
武器効果やサポート法石、エンドのリアラズ、クオンのヘイストといったサポートで作業の効率化を狙うことができる。
昇華効果の種類毎の最大数は効果によってまちまちなので、調べた人は以下の表に書き足していってほしい。
昇華効果 | 最大数 |
蓄積SP | 4 |
---|---|
刹那時威力 | 4 |
行動後支援 | 8 |
無傷時威力 | 4 |
消費MP | 4 |
筆者は、今回の戦略で使うコマンド法石の昇華効果を次のように選んだ。
回転斬り-刹那時威力4,無傷時威力4,刹那威力2
リアラズ-連携解放1,刹那時威力4,連携威力5
ミラージュ-蓄積SP4,消費MP4,刹那時威力2
ギアラスタ-連携解放1,刹那時威力4,連携威力5
エミット-連携解放1,刹那時威力4.連携威力5
ミラージュは敵の特殊攻撃以外の攻撃を3HIT無効化する(刹那発動時は味方全体にこの効果が発生)壊れコマンドだが、実はこういった効果の法石にも威力強化系の効果は発生する。
例えば刹那時威力の場合、2つでミラージュの回避数を1回増やすことができる。
法器にサポート効果とあるものを装備しているときに刹那を使用すると発生することがある。
二種類以上のサポート法石を装備しているとき、そのどちらかの効果がもう片方の法石に1/10の効果で昇華効果となって付与される。
1/10とはいえ、1つの法石に付く最大昇華効果数は10なので、全てのサポート法石を鍛え上げると、実質サポート法石の枠が2倍になると考えられる。
コマンド昇華と違い、こちらは雪世界の記憶に記録されない。
同じ法石は同時に装備できないので、単純にその効果が2倍である法石を作ることはできない。
また、1つの昇華効果の最大数は、昇華効果がないもの(効果を単純に1/10にできないもの)を除くと一律2である。
ただし、同種の別の法石を新たに昇華させることで、別枠で同じ昇華効果を付けることができる。
例)グラーティアに光芒万丈を昇華させる場合
・グラーティア+光芒万丈=グラーティア(昇華数補正2)
・グラーティア+光芒万丈A+光芒万丈B+光芒万丈C+光芒万丈D+光芒万丈E=グラーティア(昇華数補正2,昇華数補正2,昇華数補正2,昇華数補正2,昇華数補正2)
ただし、他の法石に昇華した法石を売ってしまうと、昇華先の法石でその効果が発揮されなくなってしまう。
さらにサポート法石は全キャラで装備できるため、こんがらがることがないように法石の名付けを利用すると良い。
昇華が起きるときの流れは、昇華発生→昇華元決定→昇華先決定→昇華可能判定→昇華決定、と考えられるのだが、昇華可能判定時に昇華先の枠がない等で昇華が不可能となった場合、再抽選されることなく中断される。
つまり、昇華が成立しない経路が多いと、それだけ作業の効率が落ちるというわけだ。
例)ウィンクルム(連携消費MP低下)と魔力の胎動(MP上昇)の相互昇華を狙う場合
・ウィンクルム(なし)+魔力の胎動(なし)=可能経路数2/総経路数2=昇華発生時における昇華成立の条件付き確率100%
・ウィンクルム(MP上昇2)+魔力の胎動(なし)=1/2=50%
例)ウィンクルムと魔力の胎動とレゾナンス(連携強化) の相互昇華を狙う場合
・ウィンクルム(MP上昇2,連携強化2)+魔力の胎動(なし)+レゾナンス(なし)=4/6=66%
・ウィンクルム(MP上昇2,連携強化2)+魔力の胎動(連携消費MP低下2,連携強化2)+レゾナンス(なし)=2/6=33%
サポート昇華は数があり、相互に発生する確率がある上にこの仕様があるため、狙った構成にするためにはコマンド昇華よりずっと手間がかかる。
経路を増やすことは効率の低下に繋がるため、他のサポート法石も利用しにくい。
余程拘らない限り、1つの法石の効果で他の全ての法石の昇華リストを埋めるよりは、効率的に作業する方法を考えた方が良いだろう。
ただし、重要度の低い法石も他の法石に昇華させるよりは、重要度の高い法石を多く昇華させた方が戦略的な完成度は高くなるだろう。
ここでは、筆者が今戦略完成の際に利用した方法を紹介する。
効率と、ある程度の戦略的完成度を重視した。
まず、はじめに選択して順位付けをしていた装備法石の中で、他に対する昇華効果のない法石(グラーティアやアルケミアなど)の順位を最下位に移動し、それを記録しておく。
その後上位6つ以外の法石を全て外し、その6つを全て相互に昇華させる。
そうすることでその6種は合計して全て倍の効果が得られると考えられる。
その後は第6位を外し、下位の法石ひとつひとつに上位5つの法石の昇華効果を付けていく。
このとき、他に対する昇華効果のない法石が2つ以上ある場合、その2つは余計な経路を増やさないので同時に作業することができる。
そうでなくても増える経路は一本ないし二本なので、互いにその効果が付かないよう気を払えるなら2つまとめて作業した方が楽かもしれない。
下位の昇華が面倒なのなら、下位だけをまとめて上位と同じように作業を行っても良いだろう。
作業中、不必要になった経路を外すことは忘れないように。
完成した戦略を運用すると、いくつかの改善点が見つかった。
もしもこれから同じ戦略のパーティーを作ろうと思う人が居たら以下を参考に完成度を高めてほしい。
・連携時消費MPの軽減が思ったよりも大きく、消費0(連携解放時はクオン11、ヨミ7)で久遠の剣閃を発動できた⇒消費MP軽減に使った昇華枠が、オーバーした分無駄。また、クオンやヨミは連携解放をより多く昇華しておくことで、完全に消費を無くせたかもしれない。その場合、魔力の胎動も無駄となる。
・サポート法石「嘆きの疾風」を使うことでさらに待機時間を減らすことができた。特にエンドが装備することで、ザコ相手に奇襲を仕掛ける必要もなくなる上に、初撃からエンドの攻撃力で久遠の剣閃を撃つことが可能(基本攻撃力は連携コマンドを選択したキャラに依存するようだ)。
・連続して攻撃を放てる特性を利用しての火力サポートの構成だったが、一番体力の高い敵でも久遠の剣閃を3度も撃てば倒せてしまうため、積むなら単純火力の方が良かったと思われる。
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