1周目攻略では、ゲームを進めていれば進行度に応じたレベルの装備が自然と手に入るため、装備品の質(希少度や特殊効果)についてはあまり気にする必要はない。鍛冶屋も最初のうちは消費アイテムの購入に利用するくらいで、本編クリアまで全くお世話にならないという人は多いだろう。
しかし2週目(あやかしの夢路)以降は装備品のレベルはその難易度に応じたものに固定されるため、それまでのように拾ったものを着替えるだけでは攻撃力・防御力が不足してしまい、攻略が難しい。
そこで必要なのが、鍛冶屋を活用して装備の厳選・育成を行い、進行度に応じて上昇していく敵のステータスに追い付けるよう、プレイヤーを強化していく作業である。
手頃な防具をとりあえず強化していくのでも攻略自体は不可能ではないが、自分なりに考えたステータス振りや装備構成(いわゆるビルドという)を整え、一張羅を着込んで攻略に臨むのも楽しいものである。
そこで、当ページでは装備厳選のための方法や、知っておきたい知識について記述する。
※当ページでは以後、特殊効果のことを一般的な呼称に倣い、「OP」と表記する。
このゲームで装備を手に入れるのには「鍛造」と「ドロップ」という2つの手段があるが、この違いについて説明する。
「鍛造」は鍛冶屋でお金と素材を消費して装備を生産すること。
目的の装備をピンポイントで入手でき、希少度の高い装備が出るまで粘りやすいため手軽な方法だが、反面、貴重なOPや継承OPを厳選するのには向かない。
「ドロップ」は敵を倒して出た装備を手に入れること。
装備品の数、カテゴリ、種類、希少度全てが(ほぼ)ランダムのため、目的の装備をピンポイントで狙うのには向かない。
優秀な継承枠を持つ装備や、鍛冶屋で魂合わせの素材にすることで効果を発揮するOPを手に入れ、ランダム性を緩和しつつ理想の構成に近づけるのに向く。
つまり堅実だが優秀な装備を手に入れにくい鍛造と、運要素が強いが優秀な装備を入手・強化しやすいドロップ、2つの要素を上手く使い分けて装備を完成させていくことが重要になる。
基本的には鍛造品をドロップ品を使って強化していくという流れが効率的である。
このゲームで「ビルドを構築する」と言う場合、「どの揃え効果を使うか」ということを意味している事がほとんど。
どんな揃え効果があるかについては揃え効果、ビルド構築のおおまかな考え方や代表的なビルドの内容は育成考察のページに上がっているので、指針が知りたい人は見てみよう。
細かく上げればもっと多いが、ビルド構築の基準はメジャーなものとしては概ね以下のパターンに分けられる。
これらのパターンのビルドを単体で使用するケースは少なく、多くの場合は複数を組み合わせて更に火力を上げていくことが多い。
(特定の武技に特化した構成にし、陰陽術や状態異常を併せて火力補助を行う等)
ほとんどのビルドで重要になってくるのは揃え効果であり、「どの揃え効果を選ぶか」が装備を選ぶ際に最も検討すべき材料となるだろう。
揃え効果の何段階目まで発動させるかも重要である。多くの場合は2種類の揃え効果をメインに据えることになるが、その両方とも最終段階まで揃えるというのはほとんど不可能である。
その揃え効果の何段階目までを自分が必要としているのかを考える必要がある。とりあえず揃え効果を全て発動させればいいというわけではないということだ。
例えば、槍特化装備の代表の一つ、「東国無双の誉れ」の6つ揃えは「武技で体力吸収」だが、武技にしか適用されない割には回復量はそう多くない。5つ揃えに留め、空いた枠を使い、同じ槍系揃え効果の「比類なき槍の名手」の4つ揃え「近接ダメージ+5.0%」まで発動したほうがよいだろう。攻撃で体力吸収したいなら武器自体に特殊効果「近接攻撃で体力吸収」を付与するほうが汎用性が高い。当該防具『槍の又左の鎧』は軽装なため、剛に振るステータスもその分少なく済む。
もう一つ例を挙げよう。先述の雷ビルドは、「名門の巨星」の6つ揃え「雷の敵への近接ダメージ+20.0%」を発動させるのが一般的だが、「西国無双の誉れ」の5つ揃え「雷の敵への近接ダメージ+15.0%」も同時に発動させるとかなり強力だ。しかし、この組み合わせを実現するには武器が刀と二刀で完全に固定されてしまうため、これらの武器を使わないプレイヤーにとっては実質不可能な組み合わせとなってしまう。
つまり、限られた装備枠の中で自分が欲しいOP、またはより効率がいい組み合わせを考え、取捨選択する必要がある。個々のプレイスタイルや考え方に個人差があるため一概に正解がない場合もある。
数は少ないが小物にも揃え効果がついているものがあり、これらはより組み合わせの自由度を上げることができる。
揃え効果の組み合わせの自由度を大幅に上げるのが小物装備『八尺瓊勾玉』である。
これは揃え効果の発動に必要な装備品数を-1するというものであり、上記の理由からほとんど必須と言える装備である。
あやかしの夢路どころか修羅の夢路においてもかなりレアなものなのでドロップでの入手には苦労するが、あやかしの夢路のラスボスを倒せば確定でひとつ貰えるので、急がないならばとりあえずクリアを目指すのもいいだろう。
できるだけ早く入手したい場合の周回方法は後述。
継承・移植の仕様については特殊効果のページを参照のこと。
理想のOP構成にしたいなら、普段から手に入った装備のOPをこまめにチェックし、継承や移植の枠があったらすぐには処分しないようにしよう。
特に移植はそれそのものが貴重なので、OPの内容にかかわらず置いておいて損はない。
理由としては、後々理想の装備を作成する際、OPの枠拡張に使えるからである。
移植のOPは装備の開いている欄を埋める形で付与されるため、とりあえず枠を埋めて焼き直しで目的にOPに変えるという方法が有効だ。
特殊効果のページのおすすめ特殊効果の項にあるものや、特定部位にしかつかないOPが継承・移植枠になっているものは是非置いておくことをおすすめする。
ちなみに、妖属性を持つ武器は魂代を素材に魂合わせすることができ、魂代についている継承OPを武器に移すことができる。
妖属性武器のみの特権…と言いたいところだが、魂代から妖属性武器にOPを継承させ、それを素材にする事で通常の武器にも間接的に魂代のOPを継承させることができる。
これも特殊効果のページに記述があるので参照してほしい。
ようは「焼き直しではつかない」かつ「通常のOPより効果が高い、または固有の効果を持つ」ものである。
鍛造品ではたまにしかつかず、ついても数値は低めになる傾向にある。敵を倒して得る装備品には比較的つきやすく、理想値にもなりやすい。
ごく一部の例外を除き継承枠にはならないので、闇雲に装備を掘るのでは到底揃わないだろう。
よほど理想の数値を追い求めたいのでなければさほどこだわる必要はないが、こだわるなら後述の方法がおすすめ。
恩寵は、希少度が神器か神宝で固有の揃え効果を持たない装備品にランダムで付与される揃え効果。具体的な内容については揃え効果のページを参照。
ランダム付与なので揃えにくいが、固有の揃え効果に比べて強力なものが多い。
ランダム付与なのを逆手に取って、装備の重量を自由に調整できる利点もある。
装備を選ぶ際の基本的な知識は初心者向けのページの「戦闘関連」の項に書かれているので目を通しておくことをおすすめする。
防具にはそれぞれ軽装・中装・重装というカテゴリと固定OPが設定されており、基本的にはこの2つを考慮して装備を選ぶことになる。
※この項は装備の希少度を神器で統一し、2週目以降に挑戦しようというプレイヤーに向けたものである。
目的の装備を手に入れる方法は大きく分けて2つある。
※この項は装備の希少度を神宝に統一し、より高みを目指したいプレイヤーに向けたものである。
難易度悟りの夢路から希少度神宝の装備が出現するようになるが、鍛造では神宝の装備を作れないため、必然的に神器編の項で述べたドロップマラソンを行う事になる。
ただし神宝の装備は必要能力値が鍛造と同じく半分になるため、ステータス面の心配は無用。
また神宝の装備には神宝専用の恩寵しか付与されないため、神器専用恩寵を利用したい場合は少し手順を踏む必要がある。
ただドロップマラソンを闇雲に行うだけでは、いつ理想の装備が手に入るか分かったものではない。
ランダム性を軽減し、理想的な装備を手に入れやすくする要素がいくつかある。
代表的な方法としては、とりあえず欲しい装備を鍛造で適当に生産し、小物に焼き直しで「優先ドロップ(装備中の武器or防具)」のOPをつけ、それを着込んでミッションをこなすという方法を取る。
優先ドロップは体感ではっきり分かるくらい効果があり、目的の装備に目的のOPがつくまで粘るには必須と言えるOPである。
同じ装備ばかりドロップするので+値上げで魂合わせする際の費用が浮くという副次的効果もある。
目的の恩寵(揃え効果)とキラOPを両立させた装備を作成するには大きく分けて2つの手順がある。
神宝の恩寵は小物にも付与されるため、装備の組み合わせの自由度が高まった反面、厳選にも非常に手間がかかるようになった(神宝の小物は魑魅ガチャができない)。
神器の小物を魑魅ガチャ(後述)で厳選し、それを難行の石でランクアップさせ、付与される恩寵が目的のものであることを祈る、という手順を取るか、もしくは一発で目的のOPと恩寵が揃った小物を引き当てる必要がある。
魑魅ガチャにかける小物を調達する、もしくは目的のOPをひたすら厳選するには、後述の方法がオススメ。
目的の恩寵さえ合致したものが調達できれば、無理にそれ以上の厳選を重ねる必要はない。厳選するにしてもまずは小物以外の装備を揃えてからでもいいだろう。
小物に関してはもっと効率的な方法が後々解放されるが、かなり終盤になるのでそれまでに優秀なものがドロップすればラッキー程度に考えておくほうがよいと思われる。
旭光編サブミッション「人攫い」が小物マラソンに適したミッションの中では比較的早いタイミングで解放できる。
スタート地点正面のお堂にある遺体(餓鬼たちが取り囲んでいる)からは確定で小物が手に入る。目当てのものがドロップしなかった場合は拾わずに社で拝むと一度だけ再抽選される。
2回抽選したらひもろぎの木か欠片を使用してミッションを抜ける。これを目当てのものが出るまで繰り返す。
装備や守護霊でできるだけ幸運を上げ、陰陽術の「開運符」も併用するとよい。
攻撃力が十分なら餓鬼たちを倒すのは難しくないが、忍術「透っ破の術」「猫歩きの術」を使用して、スタート地点から見て右奥から近づけば気づかれずに小物だけ回収することもできる。
八尺瓊勾玉などのレアな小物を最速のタイミングで入手するにはここがベストなため、まずはこのミッションの解放を目標にするのもいい。
DLC2「平安京討魔伝」のサブミッション「討魔の一党」が、小物・頭装備・遠距離武器を集めるのに非常に効率がいい。
忍術の「透っ破の術」「猫歩きの術」の使用を推奨。
スタート地点左手の建物に入り、道なりに進むと梯子の手前にアイテムがある。これが小物確定。
そのまま下の階に下り、建物内の区画をぐるりと回ると奥に宝箱がある。これが頭装備と遠距離武器が確定。
出たものが気に入らなければ拾わずに社に戻り(縮地符があると便利)、もう一度同じ手順を繰り返してひもろぎの木か欠片を使用してミッションを抜ける。
特にドロップ率が低い遠距離武器を厳選するのに向く。単純に+値を上げるために遠距離武器の数を稼ぎたい場合にも有用。
また前述の通り頭装備が確定で入手できるため、狙っている頭防具と優先ドロップ(装備中の防具)をつけておくとよりよいマラソンができる。
具体的な仕様や方法は魑魅のページの「大きい個体の魑魅」の項を参照。
焼き直しでつかないOPを揃えたいならこれを行う事も必須となる。ただし鍛造と同じく、キラOPはつきにくい。
確率的なことを考えると、狙うOPは多くとも2つ程度か。
この項は上記の厳選作業も概ね終わらせ、エンドコンテンツまでたどり着いたプレイヤー向け。
エンドコンテンツでは上記の方法よりも更に効率的に厳選を行える要素が解放されるため、それについて解説を行う。
「怨霊鬼・真柄直隆」もしくは「たたりもっけ・夜刀神」の敵パターンの百鬼夜行絵巻を使い、1体目に出てくるボスだけを倒して縮地符で帰るというのをひたすら繰り返す。
ボスには固定ドロップが設定されていることが多く(例:牛頭鬼なら伝家の大鎧、夜刀神なら巫女の上衣など)、それらの防具を目的としない場合はマラソン効率が著しく下がる。
しかし怨霊鬼やたたりもっけには固定ドロップが存在しないので優先ドロップのOPを最大限に活かせ、しかも体力も低いため倒しやすい。
火力に特化した装備であればかなり高速で周回することできるが、多少火力を犠牲にして幸運やドロップ率を上げた装備でも十分に短時間で周回可能。
この方法は「特定のキラOPがついた特定の装備」を狙う場合に、闇雲にミッションをこなすよりは効率がよいので推奨されることがある。
ただし恩寵の固定化は諦めているので、あくまで狙うのはキラOPのみで恩寵は別途「魂合わせで恩寵継承」の利用が前提。そのため小物の厳選には向かない。
まずは該当の絵巻を調達しなければいけないが、怨霊鬼・真柄直隆の絵巻に関しては常世同行で部屋が立っていることが多いためまだ楽。自力で手に入れるにしても特殊ルールにこだわらなければ仁王絵巻でも地獄絵巻でもよいため、まだしも調達難易度が高いわけではない。
上記より更に一歩踏み込んだ厳選方法。
百鬼夜行絵巻にはランダムで特殊ルールが付与されるが、地獄絵巻限定で「優先ドロップ(移植つき)」や「優先ドロップ(○○の恩寵)」というものがある。それを用いて、理想の移植OPや恩寵継承の数を稼ぐことができる。
「優先ドロップ(○○の恩寵)」は6割程度は特定の恩寵が付与される。
特に小物は恩寵の継承が不可能なので、この絵巻によって恩寵を半ば固定化してOPの厳選を行うのが有効(それでも確実に恩寵が一致するわけではないが)。
ただしこの方法は大きな欠点があり、目的の特殊ルールが付与された絵巻を調達するのが何より手間である。該当の絵巻がないと厳選のスタートラインにすら立てない。
目的の特殊ルールが付与されていても、絵巻ミッションの内容に倒すのが面倒な敵だったり、特定の固有揃えの装備ばかり落とす敵が含まれていたりすると厳選には向かない。
メジャーなものは常世同行で配布されていたりするが、マイナーな恩寵を厳選するなら自力で絵巻を厳選するところから始めなくてはならない。
絵巻自体の厳選には奈落獄の項に記述があるので目を通してみてほしい。
奈落獄・深部の第6階層以降では、自分の装備している恩寵が優先的にドロップする仕様となっている。
ドロップ率は上記の絵巻の特殊ルールよりも高いので、恩寵を半固定化して行うマラソンとしては最高効率。
また、「シナツヒコの恩寵」「オオヤマツミの恩寵」はここでのドロップに限られるので、必然的にこのマラソンが必須になる。
第11階層以降で1体目が倒すのが楽なボスのパターンを引き、そこで1体目を撃破→縮地符で帰るというのを繰り返す方法がオススメ。
そもそも奈落獄・深部が難しいので、攻略に耐えうる装備を揃えたプレイヤー向け。
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